今日は韓国の絵本を紹介します。
- 韓国の絵本が好きな方
- お子さんが友だち関係で悩んでいる方
こんな方にオススメです!
この本について
내 방에서 당장 나가(ぼくの部屋からいますぐ出ていって)/권민지(クォン・ミンジ)著

https://product.kyobobook.co.kr/detail/S000217915248
この本は「미움(憎しみ)」とどう折り合いをつけていくかについて描かれています。
主人公のネズミは、自分の心の部屋を占拠する憎しみという名の「クマ」を追い出そうと奮闘します。瞑想してみたり、もっと大きな怒りによって憎しみを鎮めようとしてみたり、楽しいことを想像してみたり……。ところが、気にすれば気にするほど憎しみは大きくなっていき、ネズミはとうとう遠くに旅に出ることにしました。


最初は友だち関係について描かれた絵本かな? と思っていましたが、自分の気持ちに折り合いをつける「アンガーマネジメント」や「マインドフルネス」のための一冊だと感じました。
日本にも、アンガーマネジメントや友だち関係について書かれた絵本はたくさんありますよね。『よろしく ともだち』や『いらいら ばいばい』は息子の大好きな絵本で、息子の感情表現や友だちとの付き合いに悩んだときに読みました。
子どもの成長と共に変わる悩み
子どもが大きくなるにつれて、育児に関する悩みも少しずつ変わってきています。
最近はお友だちと遊びながらケンカをすることも。たいていはすぐに仲直りしますが、売り言葉に買い言葉で「◯◯なんか、キライ!」というフレーズが飛び出すことも。
この「キライ」にあたる言葉が韓国語では「밉다(憎い)」になります。憎いときくとすごく強い響きがありますが、憎さの裏には悲しみとか悔しさとか、そういうさまざまな感情が隠れていますよね。
友だち関係は、実際にぶつかり合いながら学んでいく部分も多いかと思いますが、絵本を通じて、そういった気持ちを少しでも理解してもらえたらと思っています。
出版社について
本書を刊行したチャーリーブックは、ほかにも多様な絵本を出しています。
ぜひインスタグラムをのぞいてみてください!
本を受け取ってから、子どもが毎日読んでいます。とにかく絵が可愛くて気に入ったもよう。
これから子どもが友だちとの関係に悩むたびに一緒に読んでいきたいです!!

