インスタントラーメンの歴史を学べる一冊

「また頼みたい」と言われる人になるために

いつもは韓国語の原書を紹介することが多いのですが、フリーランスにおすすめの一冊に出会ったので紹介します。

『「また頼みたい」と言われる人がやっていること』/上坂徹著(CEメディアハウス)

フリーランスのライターとして活躍する上坂徹さんによる仕事術の一冊。

私はライターではなく翻訳者として働いていますが、「また仕事をお願いしたい」と思われる人は何が違うのだろう、と気になって手に取りました。フリーランスとして働くうえで参考になるヒントがたくさん詰まっていて、職種を問わず学びの多い本でした。

読んでいて特に印象に残ったのは、次の3点。

  • 締め切りを守る、時間を守る、TPOに合った服装をするなど、社会人として当たり前のことを徹底すること
  • 仕事を「自分一人のもの」ではなく、「チームで進めるもの」として考えること
  • 個人的な目標や成果よりも、「誰かの役に立ちたい」という気持ちを持つこと

なかでも2つ目の「仕事をチームとして考える」という考え方は、自分自身の行動を振り返るきっかけになりました。

たとえば、相手が忙しい時間帯を避けて連絡することや、少し早めに納品すること。どちらも特別なスキルではありませんが、相手への配慮として大切なことです。今後はこうした点をさらに意識していきたいと思いました。

また、作中に登場する編集者との打ち合わせの場面もとても勉強になりました。翻訳の仕事でも、作業前にトンマナや参考書籍などを共有していただくことはありますが、それだけで満足せず、自分からより具体的なイメージや期待されている方向性について質問することの大切さを改めて感じました。

本書は物語形式で進むため、堅苦しいビジネス書が苦手な人でも読みやすい一冊です。

ライター向けの内容ではありますが、フリーランスで働く人なら自分の仕事に置き換えながら読めるはず! そして、ライターという職業についても知れるのがおもしろい。

以前、本書の著者である上坂さんのライター養成講座の卒業生である「さとゆみ」さんの著書を読んだときも、翻訳者との共通点が多いと感じたので、翻訳者の方にもおすすめです。

「また一緒に仕事がしたい」と思われる人になるために、日々の小さな行動を見なおしていこうと思います。